渡會 智史さん
2012年度卒業
株式会社 クルーズプラネット

経験が、自分を強くしてくれる

大学時代を振り返って
大学時代を振り返ると、本当に多くのことを学び、挑戦し、考えた時間であったと思います。その時間を素晴らしいと今も感じることができます。それは何よりも神奈川大学で出会った友人、先生方、職員の方のおかげであると思います。
多くのことがらの中でも特に印象に残っているのが、大学2年の時に参加した、語学研修プログラムです。鈴木幸子先生引率の元、サンフランシスコのドミニカ大学で2週間学びました。短い時間ではありましたが、多国籍のクラスメイトと切磋琢磨し、日々新たな刺激を受けることができました。特に神奈川大学から一緒に参加した8名とはより一層強い絆で結ばれ、研修の最後に行ったプレゼンテーションは各々の成長を感じることができました。その後、長期の海外留学に行ったメンバーもいますし、現在国際的な仕事をしている方もいます。この研修が、我々にとって大きな影響をもっていたことの表れだと思います。
また、3年間お世話になった岡島先生のゼミナールも私の見聞を広げてくれたと思います。少人数のゼミナールであったので、各々が自由なテーマを決め発表しました。岡島先生はその幅広い知識、見識から私達を常に温かく見守り、学習面だけでなく、一個人としてサポートして頂いたと思います。時には大学の外で学習を行い、型にはまらないやり方で、私達にご教授頂きました。とても言葉では言い尽くせない感謝の念でいっぱいです。
国際文化交流学科は少人数の学科であった為、多くの先生方と良い関係を築くことができました。特に英語学習で非常に大きな影響を受けたチャーチル先生、留学生と繋げてくれた渡辺先生、日本文化の魅力を教えてくれた前田先生、学科祭をサポートして頂いた駒走先生など、今でも多くの先生を思いだします。ここでは全ての方を書ききることができないのが残念ですが、先生方の教えは、今も私の中で生きています。
大学時代は私の人生の中でかけがえのない時間でした。そう思えることは本当に幸せですし、何よりその機会を与えてくれた母に感謝しています。

今の仕事について
私は現在クルーズプラネットという「クルーズ旅行」を専門に販売する旅行会社へ勤めています。旅行会社は日本に数多くありますが、まだまだ認知されていない「クルーズ旅行」そのものに興味が湧き、入社することを決めました。
私は普段オフィスでお客様の接客をし、予約を取る業務をしています。旅行の手配などもするのですが、クルーズ船を運航している船会社は殆ど外国の会社となるため、多くの場合英語を使ってやりとりをしています。また、旅行は観光地の知識だけでなく、その国の歴史や文化も重要となってくる為、大学時代に学んだことを活かすことができています。
1年に数回ですが、海外にお客様を連れ添乗業務をすることがあります。その時は中々普段オフィスにいては知り得ない情報も手に入れることができますし、何より旅行することの素晴らしさを感じることができます。旅行とは異文化との触れあいです。それを楽しむためには、幅広い見識と感受性、適応力、応用力が必要となってきます。私はまだ若いのであまりそういったことは苦にならないので、本当に楽しみながら仕事ができています。
まだ仕事を始めて3年目なので、勢いがありすぎるくらいが丁度いいと思っています。失敗を恐れずに、とにかく進んでいきたいと思います。

後輩のみなさんへ
私は後輩達へ何かを伝えられるほど経験のある人間ではありません。その為、大学時代に限ってアドバイスをさせて頂きたく思います。
とにかく私が思うことは、何でもやってみることが大事ということです。何かを始める時、興味を持った時に、事前に色々と調べると思います。そこで最終的にやるかやらないか決めると思いますが、学生時代はそんなに安全思考になる必要はないと考えます。やってみてから同時に考えることもできるし、やった後に振り返ってみてもいいのです。とにかく思い立ったらやることが大切なのではないかと思います。鉄は熱いうちに打て。多くのことはやってみなければわからないし、結果としてそれが良い方向、悪い方法にいくかは事前にわからないことが多いです。その為、前もっていくら調べてもその通りにはならないし、それによって不安になったり、慎重になることはもったいないです。皆さんがもっている武器は元気と自由に選択できる時間だと思います。それをフルに活用し、多くのことに挑戦してください。その経験が、自分を強くしてくれると信じています。
私も大学時代、多くのことをしました。学科祭の運営、フリーペーパーサークル、東日本大震災のボランティア活動、留学生との交流、農業体験など、考えればきりがないです。(もちろん学業にも多くの時間を費やした)それだけやると、卒業する時に後悔がありません。むしろこれだけ多くのことをやれたのだから、これからは社会人として頑張ろうと思えました。
大学時代は青春であると思います。仲間、友人、家族、お世話になっている方々を大切にし、何も恐れず、突き進んでほしいですね。