学科の特色

国際文化交流学科の教育目標

国際文化交流学科は、〈異文化交流〉〈日本文化発信〉〈外国語〉の三つの力を総合的に養成したいと考えている。言い換えれば、この学科に入学したあなた方一人ひとりに、文化の異なる人たちと共生しながら日本文化を発信できる人になってもらいたいと思っているのである。

日本文化と他の諸文化との共通点・相違点を知り、文化の障壁を乗り越えながら、心を開いて異文化の人たちとコミュニケートできる人。日本文化のなかの良いものを見極め、それを外国語で発信できる人。そうして、平和な世界を築き人類の文化を豊かにすることに貢献できる人。そういう人を育てるのが国際文化交流学科の願いである。

カリキュラムの概要と特色

国際文化交流学科のカリキュラムは上述の教育目標を実現できるように組み立ててある。その構造を理解しながら、科目を履修してほしい。

まず、カリキュラム全体の構造に注目してみよう。国際文化交流学科の科目を大きく捉えれば、〈日本文化研究〉〈国際文化交流研究〉〈英語・地域言語〉という三つの科目群が〈三位一体〉型に組み合わされている。それぞれ、日本文化発信力異文化交流力外国語力を伸張させるのを主眼とする科目群である。これら三群の総合により、あなた方一人ひとりが、いわば〈国際文化交流力〉とでもいうべき力を身につけることになるのである。また、個々の科目は、一年次から四年次へ進むにつれて、導入・展開・総合という骨格に沿いながら配置されていて、無理なく力が養成されてゆくようになっている。

国際文化交流力