イタリアで学ぶ


ラグーンの潮の香りや街角で演奏されるヴァイオリンの音の癒しが疲れを忘れさせてくれます。

イタリア・ヴェネツィア カ・フォスカリ大学 2017年1月ー5月
英語英文学科 山野邉 猛さん

Q 留学先の大学はどんなところ?その印象は?

ヴェネツィアのカ・フォスカリ大学は島の中に位置する大学で様々な外国語を学ぶところができる場所です。留学生と現地学生が相互に言葉を教えあう場が完成されている、という印象を受けました。

Q 留学中に履修した授業は?

イタリア語初級コース、英作文、日本語のチューター

Q ここがすごい!お勧めポイントは?

図書館の数が豊富で、ぼくにとって現地での生活を支えてくれる場所でした。ぼくがよく足を運んでいた図書館は3つ程だったのですが、その他にもあると聞いたことがあります。その他にも島の中に図書館が点々と建てられているのですが、中には有名なサンマルコ広場にほど近い図書館があります。それぞれが離れた場所に建てられており、移動に時間がかかってしまいますが、ラグーンの潮の香りや街角で演奏されるヴァイオリンの音の癒しが歩き疲れを忘れさせてくれます。それぞれ向かっている途中に見えてくる景色が島の中央や海沿いなので、まったく違う景色に歩くことがつい楽しくなってしまいます。

Q 苦労したことは?

国際都市なので、生活は英語でも問題ないと思っていました。しかし、実際には英語を流暢に話せる人はそれほど多くなく、話す頻度といえばイタリア人以外の方々にのみ限定されていました。また現地住人たちの言語に対するプライドが高いため、積極的に習ったイタリア語を話さなければ仲間に入りにくい印象を受けました。ぼくの受けていたイタリア語初級コースはまさしく現地生活の軸となっており、習った知識が少しでも欠けているとコミュニケーションが行き詰まってしまうので、帰宅後は慣れないイタリア語と向き合う必要がありました。その反面、授業参加がいかに大切であるか実感できて嬉しかったです。

Q 留学前に思い描いていたものと実際は違いましたか?どう違いましたか?

治安の良し悪しが不安だったのですが、とても良く感じられました。落し物をしてしまった時、失くしてから3日くらい日が空いてしまったので期待して待てなかったのですが、無事に自分のところへ戻ってきたことがあります。

Q これから留学をめざすみなさんにアドバイスを!

ヴェネツィアは観光都市なので街中で会える人も多種多様です。例えば、ぼく自身日本にいる時はルーマニア出身の方とお話する機会があるとは思いもしなかったのですが、まさかワッフルのお店で相席して話し込むとは自分でも驚きました。日本との大きな違いは初対面の人とでも話し込むことがよく起こるということです。最初は気恥ずかしいかもしれませんが、少し勇気をもって話かけてみてほしいです。

イタリアへの留学制度

約6ヵ月間 or 約1年間

派遣交換留学制度
ー派遣先大学の授業料免除奨学金や単位認定の制度も充実ー

神奈川大学と海外の大学との学術交流協定に基づき、学生を約6ヵ月間ないし約1年間派遣する制度です。

  • 留学先大学授業料免除
  • 奨学金支給
  • 留学期間を修業年限に算入
  • 留学先修得単位を神奈川大学に修得換算
留学先例

カ・フォスカリ大学 Università Ca’ Foscari

イタリア/ヴェネツィア