マレーシアで学ぶ


出会ったことのない人・まち・自然と出会い、世界が広がりました

マレーシア マラヤ大学 2017年9月〜2018年6月
国際文化交流学科 山田桜子さん

Q 留学先の大学はどんなところ?その印象は?

マレーシアの首都クアラルンプールにあり、マレーシアで一番古い大学です。マレー学部はマレー語、それ以外の学部は英語で授業が行われます。大学の敷地が広大でキャンパス内は移動するためのバスが頻繁に通っています。緑が多く、敷地内に自然に猿やリスがいることに驚きました。

Q 留学中に履修した授業は?

東南アジアの政治、東南アジアの舞台芸術、東南アジアの労働問題などです。 1つの授業が週に2〜3コマ、計3時間あり、授業の復習と準備をするのが大変でした。どの授業にもプレゼンテーションがあり、自分で調べ、考えて、発表をすることができるのはよい学習になりました。また、深い内容になるとインターネットでも日本語の文献がなく、英語で調べるしかないので、英語の勉強にもなりました。

Q ここがすごい!お勧めポイントは?

都会的なKL市内と熱帯雨林ならではの自然の残る郊外、島を楽しめることです!市内には巨大なショッピングモールがいくつかあり、休日には買い物や映画など楽しむことができます。交通機関も使いやすく、料金も安いです。一方、郊外には自然が残っており、島の方まで足を伸ばせば綺麗な海やナイトマーケットといった場所で気分転換することができます。

Q 苦労したことは?

大学側の事務手続きに不備が多い点と、授業の内容を理解することです。大学側の手違いで学生ビザの期間が違ったので、その訂正手続きを申し出るのが大変でした。どうやったらスムーズに自分の要求が伝わるのか考え、納得のいかないことははっきりと主張する必要がありました(主張しても聞き入れてもらえないこともありましたが…)。
もう一つ苦労したことは東南アジアについての授業内容を理解することです。東南アジア諸国の歴史や経済状況をある程度知っていることが前提で授業が進むので、ほとんど知識のなかった私は内容を理解するのに苦労しました。

Q 留学前に思い描いていたものと実際は違いましたか?どう違いましたか?

気候と食事が想像と違いました。熱帯とはいえ暖かい分には平気だと思っていましたが、毎日暑い日が続くのには想像以上に体力を奪われました。一方室内は冷房が効きすぎているくらいなので体温調節が大変でした。睡眠と食事をしっかりとること、健康であることの大切さを実感しました。
食事に関しては、衛生面を心配していたのですが、屋台でもそれほど不衛生な感じはせず、安くて美味しいものがたくさんありました。また、イスラム教が国教なので豚肉やお酒は飲めないと思っていましたが、スーパーのノンハラルコーナー(イスラム教信者でない人のため、豚肉や酒を売っているコーナー)やチャイニーズタウンなどで案外簡単に手に入るので驚きました。

Q これから留学をめざすみなさんにアドバイスを!

マレーシアにはさまざまな出自を持ち、言語を話す人々がくらしています。実際に生活してみると、経済格差、マレーシアのイスラームのあり方、移民に対する姿勢など、日本にいるときは遠い世界だったものが身近にあることを実感します。留学生活での戸惑いや不安はありますが、楽しいことや嬉しい発見、日本では出会わなかったであろう人や考え方と出会い、確実に視野が広がります。語学力や金銭面で心配な面もあると思いますが、努力すればなんとかなります。自分のために学び、異なる環境に飛び込んでいける大学生という立場は本当に貴重なものです。ぜひ、挑戦してみてください。

マレーシアへの留学・研修制度

約6ヵ月間 or 約1年間

派遣交換留学制度
ー 派遣先大学の授業料免除奨学金や単位認定の制度も充実 ー

神奈川大学と海外の大学との学術交流協定に基づき、学生を約6ヵ月間ないし約1年間派遣する制度。

  • 留学先大学授業料免除
  • 奨学金支給
  • 留学期間が修業年限に算入
  • 留学先修得単位を神奈川大学に修得換算
留学先例

マルチメディア大学 Multimedia University

マラヤ大学 University of Malaya

マレーシアプトラ大学 Universiti Putra Malaysia