岩畑 貴弘

研究課題

外国語学部ゼミナール I
アメリカ文化に見られる『ジョーク』とそこに使われている英語に関する研究
外国語学部ゼミナール II
アメリカ文化に見られる『ジョーク』とそこに使われている英語に関する研究

研究内容

外国語学部ゼミナール I

本ゼミナールにおいては、アメリカにおける「ジョーク」を研究対象としたいと思います。ジョークというものは日本においてもそして日本以外の世界の国々においても存在しますが、普遍的に変わらない部分もあれば、お国柄が相当現れるものでもあります。我々が現在住んでいる日本とは生活様式も考え方も少なからず違うであろうことが予想される国・アメリカではどのようなものが「ジョーク」と捉えられ、面白いと思われるのかを詳細に観察することにより、そこから垣間見えるアメリカ社会・文化、またそれらとの日本との違いをじっくり観察してみるつもりです。言わば「ジョーク」を通した文化の考察・文化比較というものをしてみるのが目的です。

また、同時にそういった際に使われる英語にも焦点をあててみたいと思います。

外国語学部ゼミナール II

ゼミII においては、ゼミI で行ったことを踏襲しつつ、それをさらに発展させていきたいと思います。全体的な内容としてはゼミI と同じで、レベルがより高度なものになります。
本ゼミI を履修していない人も歓迎します。(ただし、内容を理解するために4月に多少の課題あり。)

指導方針

本ゼミナールではジョークに関することはなんらかの形で調査してもらい、それを発表してもらいます。しかるのちにその内容に関し討論・議論をするという方法をとりたいと思います。

よって各自、もしくはグループごとでの授業時間外における準備が不可欠となります。また準備結果に関して発表する際はそのためのプリントも作成してもらわなければなりませんので、作業量は多くなると思います。ただし、それらの作業を通じて、アメリカの文化への理解ならびに英語能力、コンピュータによる文書作成能力、そして人前でのプレゼン能力が飛躍的に高くなるものと思われます。

担当教員プロフィール

専門分野

語用論

主要業績

Iwahata,T. 1997. Case Marking in Japanese: -ni, Harvard Working Papers in Linguistics , Vol.6, 132-157.
岩畑(2000)「読点使用の多寡に関する文章間の差異についての考察」日本言語学会・第121回大会口頭発表、於名古屋学院大学。
岩畑(2000)「欧米のイメージと日本のイメージ-異文化コミュニケーションに関する一考察-」『中央学院大学人間・自然論叢』第11巻、115-163頁。
岩畑(2002)「英語の『前置』に関して」『中央学院大学人間・自然論叢』第15号、71-87頁。
岩畑、他(2003)『ビートルズ(注釈)』南雲堂フェニックス社

担当講義名

英語(理解)、英語(表現)、英語(文化)、他大学においては基礎ゼミナール、日本事情、言語学など

教員より新ゼミ生へ一言

本ゼミは(他のゼミも往々としてそうであるように)、君たち学生諸君が主体の授業です。学生諸君自らが調べ、話し合い、努力をして初めて成り立つ授業です。準備など大変な時もあるでしょうし、発表ともなれば緊張もするでしょうが、1年もすればそれらを難なくこなせるようになり、君たちには確実な能力が付くことでしょう。
なお、現在の英語力は特に問いません。とにかく英語や英語圏の文化に興味があって、なおかつやる気のある人、まずは説明を聞いてみてください。

現役ゼミ生より一言

この授業は自分で調べて発表する機会が多くあります。最初は大変かなと思いましたが、色々調べると意外な発見などがあり、自分で調べる事の楽しさがありました。
授業では、海外コメディードラマを見て、笑ったり先生の解説を聞いたりしたのですが、英語の勉強だけではわからない、アメリカの文化・習慣・実際に生活の中で使われている言葉などが学べてよかったです。(T・M)

選考方法

選考をする必要が生じたら面接等によって決定したいと思います。