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国際文化交流学科 専門演習IA全体講演会 『世界共通言語 フットボール』を開催しました。

6月3日(水)2時限、3号館B102で、国際文化交流学科専門演習IAの授業の一環として、公益社団法人日本プロサッカーリーグ (Jリーグ)の大矢丈之さんをお招きし、講演会を開催しました。

国際文化交流学科では、2年次の必修科目として、「専門演習IA/B」という科目を配置しています。この科目は前期に「外国文化とその交流を学ぶ」=A、後期に「日本文化とその交流を学ぶ」=Bという大きな枠組みのもと、学生たちが各自の関心を伸ばすための演習を行います。本講演会は、「外国文化・交流」というテーマのもと、実社会で現在活躍している方として、大矢さんをお招きしました。

大矢さんは、マサチューセッツ州立大学アムハースト校卒業後、独立行政法人国際協力機構(JICA)に就職し、アフリカ、アセアン各国のプロジェクト管理等を担当され、2009年より公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に転職。競技・運営部にて日程作成や国際試合の運営を担当し、2012年より事業・マーケティング統括本部事業部兼アジア室アシスタントチーフとしてJリーグの国内外の事業展開に携わっていらっしゃいます。

 

 

講演会は、「ワクワクする!」ことをゴールにスタート、Jリーグについてクイズ!?では、意外なJリーグの事実を知り、日本のサッカーが今アジアに向けてどのような取り組みを行っているのかといった話で前半戦は終了、後半戦は大矢さんの原点であるタイでの波乱に満ちた高校生活から息もつけない再スタート、アメリカでの生活、JICAでの業務、そしてなぜJリーグに転職したのかといった話が続き、現在大矢さんをはじめ、Jリーグで取り組まれている世界の子供たちにユニフォームを届けるというプロジェクトの映像が流れると、学生たちは食い入るように画面を見つめていました。ユニフォームを手にした子供たちの瞳が嬉しそうに輝いている姿は、豊かさではなく幸せな人を一人でも多く増やしたい、そのために仕事をしたいという大矢さんの生き方そのもののように純粋で美しく、多くの学生たちが感銘を受けた全体講演会でした。

貴重な機会をくださいました大矢さん、また講演に向けての準備に快く協力してくださいました教員の皆様に心より御礼申し上げます。

文責:小松原由理