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国際文化交流学科主催 人文学会主催  イーゴリ・ボトーエフ准教授による講演が開催されました。(12月14日)

 2015年12月14日にロシア国立ブリヤート大学のイーゴリ・ボトーエフ准教授による講演「シベリアの民族ブリヤートとバイカル湖」(国際文化交流学科主催)と「ブリヤート文化の多面性について-日本文化・ロシア文化との比較」(人文学会主催)が開催されました。
 ブリヤート人はモンゴル人と同系の民族で、主としてロシア連邦内のブリヤート共和国に在住しています。同共和国はシベリアに位置し、世界で最も深い湖であるバイカル湖はその西部にあって、イルクーツク州との境界となっています。
 これらの講演で,ブリヤート共和国、その首都のウラン・ウデ、バイカル湖、そして、ブリヤート文化が紹介されました。
 ブリヤート共和国の主都ウラン・ウデは現在の人口が約40万人の都市です。17世紀にシベリア開発に進出したロシア人が建設したのがその始まりで、ソ連時代の1933年に現在の名称となりました。市内には、ロシア的なもの、ブリヤート的なもの、歴史的なもの、現代的なものが様々融合して存在しています。また、市内に4つの大学があり、国立ブリヤート大学もそのひとつです。
 バイカル湖の四季それぞれの様子が紹介され、そこに棲む固有の生物などが紹介されました。
 ブリヤート人の文化については、ロシア文化や日本文化と比較対照しながら宗教・衣装・料理などが紹介され、また近年の日本との文化交流や、ウラン・ウデ市内の日本食レストランも紹介されました。
 参加者には大学ホームページや他でのお知らせを見てきたという学外の方も十数名おられ、活発に質問の手が上がる中で講演は進み、時間が足りないほどでした。