—スペイン語学留学通信— VOL.1

さあ、旅の始まり!

ローマ橋からサラマンカ旧市街を望む

この夏から外国語学部のHPにこの「サラマンカ通信」のコーナーが開設されました。研修の様子やサラマンカでの体験談、また日常の楽しい出来事などを学生の視点からお伝えしたいと思います。

さて、今年度の参加者は21名、ほとんどが初めてスペインを訪れる学生です。おそらくこれをお読みの皆さんもサラマンカについてはあまりご存じないことでしょう。ということで、初回はサラマンカについて少しご紹介したいと思います。サラマンカはマドリードから北西へバスで2時間半ほどの場所にある古都です。その中心ともいえるサラマンカ大学は1218年に創設されたヨーロッパで3番目に古い(スペインでは最古の)大学で、サラマンカは古くからヨーロッパ各地の学生が集まる大学都市として発展しました。現在、サラマンカ大学やカテドラルを含むサラマンカ旧市街は1988年にユネスコの世界遺産にも認定されています。
サラマンカには、サラマンカ大学のほか、マヨール広場、新旧カテドラル、サン・エステバン修道院など見どころがたくさんあり、「ラサリーリョ・デ・トルメス」などの文学作品の舞台にもなっています。サラマンカの町の様子については、またこのコーナーで改めて少しずつご紹介していく予定です。(W.K)

Cosas de SALAMANCA

こんにちは。今日は8月12日で、スペインに来てから9日が経ちました。 スペインでの生活にもだいぶ慣れ、街の様子もいろいろとわかるようになりました。サラマンカには、スペインで一番きれいと言われているマヨール広場があります。そこは洋服やアイスクリーム屋さんなどたくさんのお店やバルが並んでいて、いつも人で賑わっています。特に夜は、広場がライトアップされてとてもロマンチック!小さい子供からおじいちゃんおばあちゃんまで、みんながこの広場に集まって、おしゃべりを楽しんでいます。

私たちが通っているサラマンカ大学のすぐ隣には、カテドラルがあります。サラマンカには新旧二つのカテドラルがあって、夜になるとこちらもライトアップされます。私の部屋からは新しいカテドラルが見えるのですが、3階の部屋からの眺めは、朝も夜も、ポストカードになりそうなくらい、いい眺めです。部屋からこの風景を見るたびに、サラマンカにいるんだなぁって実感できます。 また、寮から少し歩いたところに、ローマ橋という、石畳が敷かれた橋があります。そこからはカテドラルの全体が見えるのですが、夜は、まわりが暗くてカテドラルだけが光っているから、夜の空にカテドラルが浮き上がって見える!黄金色に光っているカテドラルは、遠くから見ると、また違う印象になり、とっても美しいです。 毎日、みんなでいろいろな所へ行って、サラマンカを満喫しています!  (A.O)

サラマンカのシンボルといえば…

カエルですね。これがサラマンカ大学のファサード(正面)の彫刻に由来していることは皆さんご存知でしょうか。ファサードの彫刻の中におでこにカエルが乗ったドクロがあるのです。そのためサラマンカ大学のファサードの前はカエルを探す人でいっぱい、そして街のお土産屋さんにはカエルがいっぱいです。サラマンカの街を歩くとなんとなくカエルに歓迎されている感じがします。

カテドラルの不思議

これはサラマンカ新カテドラルの壁に彫られたレリーフです。よくご覧ください。意外と知られていないのですが、何と宇宙飛行士がいるのです!このカテドラル自身が作られたのは16~18世紀にかけてのことですが、1992年(1993年という説もあり)の改修のときに、20世紀のシンボルとしてこのようなレリーフが作られたそうです。実はそのすぐ近くに「アイスクリームを持った怪獣」の彫刻もあります。サラマンカでは、この彫刻も是非探してみてください。

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